目的ごとに違ってくる?伐採に最適な時期・タイミングを理解しよう!
庭木のお手入れのために伐採を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、伐採するのに最適な時期は、目的によって異なります。この記事では、目的に沿った伐採をするために、最適な時期やタイミングを紹介します。自力で伐採する方法についても解説しているので参考にしてください。
伐採に最適な時期・タイミン
伐採に最適なタイミングは、目的によって異なります。伐採の目的ごとに、最適な時期やタイミングを紹介するので参考にしてください。
木材として利用したい
切った樹木を木材として利用したい場合は、冬に伐採を行うことがおすすめです。なぜなら、樹木は冬になると成長が止まり、樹液が減り乾燥されることで、締りのよい木材になります。
同じく竹の伐採も、冬に行うと割れてしまうことが少ないです。そのほか、虫が入り込んでいることも少ないので、湿度の低い冬に抜粋するといいでしょう。
個人的な理由で伐採をしたい
木を植え替えたいなど、個人的な理由で伐採をしたい方も多いのではないでしょう。個人的な理由で伐採をしたい場合は、秋から春までにしてしまうことがおすすめです。
なぜなら、冬になると樹木が乾燥して木が軽くなるからです。しかし、急ぎの用で伐採が必要な場合は、すぐにやっても問題はありません。
もし春から夏に行う場合は、梅雨の時期や雨が降っている日は避けるようにしてください。雨が降っていると、シロアリなどの害虫が住み着くことや、雨に濡れて木が重くなることが考えられます。
縁起がある木を伐採したい
太歳(たいさい)方位にある木は、伐採をすると縁起が悪いといわれています。そのため、伐採をするタイミングや時期に困っている方も多いのではないでしょうか。
しかし放置していると、木の病気の感染や害虫の侵入の原因になってしまいます。必ず伐採してはいけない訳ではないので、冬に伐採を行うといいでしょう。また、どうしても縁起を気にしてしまう場合は神社などに相談することがおすすめです。
伐採は自力で行える?
伐採は、木の高さが3m以内であり、直径が20cm以下であえば自力で行うことが可能です。伐採を自力で行う際は「ノコギリやチェーンソ」「ロープ」「シャベル」「ゴミ袋」が必要です。どのように伐採を行うのか見ていきましょう。
手順1:伐採をする方向を決める
伐採をする際は、木を倒す方向を決める必要があります。木を倒す方向を考えずに伐採をしてしまうと、家や道路に倒れることや怪我する恐れがあるので注意しましょう。
また、木を倒したい方向が決まった場合は、ロープを張っておくことがおすすめです。ロープを張ることで、木が予想外の方向に倒れることを防げます。身の安全のためにも、必ずロープを張りましょう。
手順2;伐採する
伐採をする際は、木を倒す方向である、受け口に切り込みを入れていきます。まずは、幹の直径の3分の1を目安に、30度~45度、切込みを入れていきます。次に3分の1を目安に受け口の反対側に水平に切り込みをいれます。
また、切込みを入れる際は、受け口の3分の2程度の高さを開けるようにしましょう。切口を入れたら、受け口の方向へ木を押せば伐採できます。また、伐採をした後に、抜根を行いたい方もいると思います。抜根を行いたい方は、根本から10cmほど残して伐採するようにしましょう。
手順3:抜根を行う
庭などの木を伐採する際は、安全のためにも抜根することがおすすめです。自力で抜根をする際は、シャベルで土を掘り起こし、最後に引っ張るとキレイに根本から抜けるでしょう。
また、抜根は、伐採とは違い、場所によってはコンクリートに埋まっている場合があります。できないと感じた場合は、無理に引っ張るのではなく、業者に相談するようにしましょう。
伐採にはある程度技術がいるため、専門業者に依頼するのが無難
伐採は自力で行うことも可能ですが、ある程度技術や知識が必要なため専門業者に依頼することをおすすめします。また、伐採を行う際は、同じタイミングで抜根をするとよいでしょう。
抜根をせずに根本を放置しておくと、害虫が侵入するしたり、切り株につまずいて怪我をしたりする恐れがあります。そのため予算に余裕がある場合は、抜根も行うといいでしょう。
専門業者に依頼する際の注意点
伐採業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりを取るようにしてください。複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格がわかります。少しでも見積もりに疑問を感じた場合は、料金トラブルを避けるためにも細かく質問するようにしてください。
また、自治体によっては、補助金が発生する可能性があります。伐採業者に依頼する際は、事前に補助金を受けられるのか確認しておくといいでしょう。
伐採は自力で行うことが可能です。伐採を自力で行いたい場合は、木が乾燥する冬に行うといいでしょう。また、伐採は自力でもできますが、ある程度技術や知識が必要です。そのため、無理はせずに業者に依頼することがおすすめです。業者に依頼する際は、料金トラブルを避けるためにも、必ず複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。